東川イエローハウス再生プロジェクト

箱バル不動産が運営するまちやどSMALL TOWN HOSTEL札幌第一こどものとも社(リンクはいつもいただいている「庭しんぶん」のことが紹介されているページです)の方達が泊まりに来てくれたのは2018年の秋頃だったと思います。

こどものとも社さんは、こどもの絵本やおもちゃを取り扱う会社です。

お話しを伺ったところ、函館でのお仕事が増えたので函館の拠点を設けたいので物件探しをしにきたとの事。

箱バル不動産も訪問先の候補に入れてくれていたとの事でした。

わざわざ箱バルを訪ねてきてくれたということは、普通の物件ということではないんだろうなと思ってご案内したのがこの物件(のちに東川イエローハウスと名付けました)でした。

この建物の旧所有者の方からは、先代が西部地区の建物をとても大切にしてきた人で、この建物もその一つだけど、貸家として最後の入居者が退去してからはしばらく空き家のまま。借地上の建物だったので、固定資産税の他に借地代金もかかっているのでそろそろ解体して土地を返すことも考えはじめなければいけないけれど、できれば利活用してもらえないかとの相談をいただいていたところだった。

この建物はこれまでも、西部地区の古い建物好きの間でも度々話題に上がる建物で、ぼくの周りの人たちの中にも何人か内覧したこ人もいました。けれど、自分達だけで使うには建物が大きすぎるという事で諦める人がほとんどでした。

今回、札幌第一こどものとも社さんをご案内したあとも、直感には響いたけれどやはり大きすぎるという理由で一度諦めかけました。

最後の最後、というか一度「諦めます」という連絡を旧所有者の方に連絡してから、この建物を半分に仕切って、僕が役員を務める(株)蒲生商事が建物のオーナーになり半分を自社で使用し、札幌第一こどものとも社が賃貸で半分使うという案が浮上し、そのままそのやり方で進めることになりました。

2019年ゴールデンウィーク明けから、こどものとも社さん達のお部屋の工事が始まりました。

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工事に来てくれたのは鮭箱をリノベーションして様々なモノづくりをしていたり、恵庭で古い建物を自分でなおして暮らしている、Gen&Coの村上さんでした。

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村上さんは函館に滞在中SMALL TOWN HOSTELに宿泊してくれていたので、シャケ箱で作った自慢のアイテムの数々を披露してくれたり、こちらはこちらで西部地区の美味しいお店を教えまくるという楽しい時間を過ごすことができました。

この場所は、基本的には事務所として使用し、子供が参加できるワークショップなども開催していきたいとのことなので、小さな子供がいる我が家にとっても近所にこんな場所ができるのが楽しみです。

箱バル不動産 蒲生