【イベントレポート】local food labo #3 @大町カザマスキー

2019年4月26日〜5日間、SPICEによるlocal food labo #3 @大町カザマスキーが開催されました。

SPICEさんオリジナルのクラフトビール、「ヨロコブペールエール」のお披露目会を兼ねてのイベントでした。

SPICEのみなさんとの出会いは、確か2018年の春と夏の間頃だったと思います。

箱バル不動産に直接連絡をくれたSPICEのみなさんと函館でお会いして話を聞かせてもらったところ、メンバーの一部の方の故郷である函館〜道南で新たな試みを計画しているとのこと。

お話を聞いて、Uターンしてもらう気まんまんだった僕は、そのまま物件案内に連れ回したというのが最初です。

その時にご案内した古い倉庫でクラフトビールの醸造所兼タップルームの構想が浮かんだのですが、プロジェクト立ち上げの過程で超えられそうにない壁にぶつかりながらも、他の場所での計画であったり、函館西部地区の話で連絡をとらせていただいたりしていました。

そしてこのゴールデンウィークの少し前に、SPICEのクラフトビールが完成したという報告とともに、SMALL TOWN HOSTEL Hakodateでこのクラフトビールのお披露目イベントができないかというお申し出をいただき、結果的にはちょうどオープンハウスの開催を予定していた大町カザマスキーを使用していただくことになりました。

これからテナントを募集する1階店舗部分に実際にお店が入る事で、営業するイメージを見ていただける機会にもなりました。

「ヨロコブペールエール」は、函館真昆布を使用しているのですが生臭さは全くなく、それでいて昆布の旨味もほのかに感じられ、かつホップの香りも爽やかで、クラフトビールとしては珍しくシーフードにも合うビールです。

さらに、函館西部地区で食料品を扱う八島商店さんが、真昆布を製品にする際に切り落とされる端の部分をこのビールに使用しており、フードロスを減らすことにもつながっています。

イベント開催中はご近所の方や、スポーツ用品店の営業当時にここで生まれて初めてのスキーを買ったという方、子供の頃に遊びにきた事があるという方などもお越しいただきました。

単発のイベントがまちの日常を活性化させることはないかもしれないけれど、今まちに眠っている資源を掘り起こして、磨いて、使う事が新たな価値の創造なんだということはこれからも発信していきたいと思っています。

SPICEさんとも、また新たな建物との出会いがあった時にはその場所で一緒に何かできたらいいねと話しています。

大町カザマスキーの1階店舗部分はテナント募集を行っています。

内覧のご希望などはお気軽にご連絡ください。