函館はお盆休みが終わる頃から雨や嵐を繰り返し、どんどん秋めいていきます。
6月まで暖房をつけていたと思ったら、9月には長袖の準備をするという、本当にあっという間の夏です。
一日中外で過ごせるわずかな季節を逃すまいと、仕事もプライベートもとことんやりたい事詰め込んだらさらに一瞬で過ぎ去ってしまいます。
そんな函館の短い夏。今シーズン我が家の新たな試みは、「氷屋さんで買ってきた氷でカキ氷を作る」でした。
僕達夫婦は、子供の頃からカキ氷が大好きで、一番好きなカキ氷屋さんも一緒です。
旅行先でもカキ氷屋さんを見つけては食べるのですが、いまだにその味を超えるお店には出会っていません。
西部地区の住宅街の中にあったそのカキ氷屋さんはもう何年も前に閉店してしまったので、既に“記憶の中の味”でしかないのですが、どうやったらあの味を再現できるのかをいつも考えていました。
きっと、氷と機械に違いがあるのだろうと思い、ヤフオクでカキ氷機を探してみたものの、やはり安い物ではなく、函館の短い夏の為に投資するには躊躇してしまい、そのまま数年が過ぎてしまいました。
そして今年の夏の初め頃の事、とある老舗の氷屋さんが解体されているという情報を聞きつけ、もしかしたら古いカキ氷機がもらえるのではないか?と急いで駆けつけてみたのですが、時すでに遅し、解体は終盤でした。
しかしその時、解体現場でなくても氷屋さんに聞いてみたら何か情報が得られるのではないかと思い近所の氷屋さんに行ってみたところ、氷を買ったら業務用カキ氷機を貸してもらえる事が判明したのです。
早速予約をして、後日自宅にて友人たちを招いて試食会をしました。
食感はかなりあの味に近い、でもやっぱりもう少し何かが足りないのです。
そして、あのたくさん種類のあったシロップ。瓶みたいな容器に入っていた説もあるし、おばあちゃんが都度シロップを器の中で混ぜていたような記憶があるので、オリジナルであったことはほぼ間違いないでしょう。
“記憶の中の味”は、夏休み×グループ交際という青春の思い出によって少し理想が膨らんでいる可能性はあるにせよ、辿り着けるまで追い続けたい味なのです。
来シーズンはもっとあの味に近づきたいので、どこのお店かお気付きの方はレシピに関して何か情報がありましたら情報をお寄せください。
超個人的な趣味の話を最後まで読んで下さってありがとうございます。
9月に入り、函館移住計画2016もスタートし、僕の一番好きな季節、秋に突入です。
箱バル不動産 蒲生寛之