引き継ぐということ。

日々、夏樹おじいちゃんからAn deux HOUSE を引き継ぎ、繋ぐことの大変さを身に染みて感じています。
古いということの良し悪しについて、沢山のご意見を頂く機会も増えました。

先日、この先私がAn deux HOUSEをどうするべきか考えていくために、
夏樹おじいちゃんと正直な気持ちを話し合いました。
なかなか聞きづらい今後あるかもしれない介護の話や死後の話。

(家族じゃないけど、今はTransistor CAFEのノブさんやArtepiriteの周平・エリーも
この家を通じて家族みたいな不思議な気持ちで繋がっています。
この間まで移住体験モニターだった田島さんも同じく。)

私は、クラウドファンディングの際に公開した計画が達成できて、
An deux HOUSEを介して沢山の交流が生まれて繋がっていく場所になるといいなと思っています。
ただ、目標額に現れていたとおり、なかなか大きな計画です。

An deux HOUSEがOPENしてから少しずつ、問題を抱えながらも一歩一歩前進しています。
色んなところから雨漏りが発覚して、ひとつずつ補修して、
部屋も1部屋ずつ改装して新しい住人が増えて・・・。

先日、この家のオープン前から協力してくれている友達に
「An deux HOUSEは生きてるね!」
といわれて、ハッとしました。
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家が生きてるって不思議な感覚。
でもそれが一番ピッタリ来る。

そして、私の仲良しの友達も古民家に一目惚れして購入してしまったことについて悩んでいました。
その矢先、ある建築家さんに言われて号泣してしまったそうです。
「直感で生き難い世の中だから、それに従って生きていくことは大事。
古い家でもおばあちゃんが住んできた家なら生きているからすこしずつ手直しして住んでいけばいい。」

諦めたら最後。人生だって、家だって同じ。
そう言われたような気がして、私も涙が出ました。

まだまだ先は長いのですが、前向きに頑張っていこうと思います。
今後とも応援よろしくお願い致します。

箱バル不動産 苧坂香生里